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2023
05.28

工事は最終段階 (blog,884p)

村の家の改築工事全体が、だいたい完了しました。
ぼくたち家族の住まいである『母屋』は4年前に完成し、少し工事後の漆喰壁の剥離、クラック問題などが発生してはいますが、まあ、ほぼ『ギャラリー棟』の建物の残工事も完了したということで、現在、作業は最後の段階で、敷地内の廃棄処分品(主として朽ちた木材など)の片付けが進んでいます。
    ユンボで大石運び・1
それで工事業者さんにお借りしているユンボ(パワーショベルカー)を運転して、ぼくは「外構工事」を自分でやっています。(これは元々の工事契約に含まれていなかった部分なので、ユンボが借りられる間に、出来るだけの作業を進めておきたいということで、天気の続いている日には、畑仕事を後回しにして、土木工事の方を頑張っています。

    ユンボで大石運び・2
このぐらい大きい石を、裏山の隣の家との境界部分へ運んで、崖のような状態になっている『山の法面』が、地震などの時でも崩れてこないように「補強」しておきたいと思っています。
この石は長辺が1メートル位あって、多分、重量は少なくとも300~500㎏ぐらいはあるのではないかと思います。もしかするともっとずっと重いのかもしれませんが、測ることも出来ません。(とにかく人力ではビクとも動きません)

    ユンボで大石運び・3
こういう作業をすると、昔、重機が無かった時代に、世界中で巨大な石造物(ピラミッドや城の石垣やパルテノンや)を作った人たちの技能のすごさが肌に伝わってきます。
今でも残っている、山奥の小さな集落などにも、ものすごく立派で緻密な住居の基礎の石垣や、急斜面の土地改良のための石垣や、河川改修や治水工事の巨大な石積みなどを見ると、本当に【人間の歴史は人力労働の歴史】なんだと、先人の努力、労働に思いが至ります。

もう何日かいい天気が続いてくれたら、この作業も一段落するだろうと思います。

 ( 2023・5/28 )
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2023
05.18

前庭の改造 (blog,883p)

ギャラリー(兼、小さいカフェスペース)の建物は、ほぼ完成しました。
それで、いよいよ、外構の付帯設備を自分で作り上げたら、10年越しの計画『マンガのある農園』ギャラリーを開場します。
    前庭アレンジ・1
付帯設備の計画で、最低必要なものは、ぼくとしては、自分の愉しみと、来訪して下さるお客様にカフェで提供するものとして、少量のパンやピザを焼くための『石窯』を作りたいと思います。
それと、ぼくが信州と京都で続けていた燻製作り用の『スモーク小屋』も手作りしようと思います。
あとは、外で焚火などを囲めるような、屋根だけの『四阿(あずまや)』も建てたいと思います。
     前庭アレンジ・2
そのために、しばらく前から先週にかけて、前庭の一部を『土地造成』(改造)しました。
計画全体のアバウトなプランを頭の中で描きながら、先ず、庭の元の形を変えて行きました。(庭木の整理、再配置=移植をして、地面を掘り下げてある程度の平面地積を作ろうというわけです。)
    前庭アレンジ・3
ユンボ(パワーショベルカー)が無かったら、現在の(老人になった)ぼくの体力、腕力では、これだけの作業をするだけでもきっと2カ月以上は掛かるに違いありません。

    前庭アレンジ・4
実際、こうやって、自分の力で庭木の植え替えをしようとしただけで、ものすごく体力を消耗しました。
それでも、身体を動かして労働することは好きなので、度々重機を降りて、自分の力で木を動かしたり、土を掘ったり均したりもしています。

    前庭アレンジ・5
しかし何といっても、パワフルな重機の仕事効率が無ければ、こういう土地造成のようなことは、もう一人ではとてもやり切れません。

    前庭アレンジ・6
1970年代から1980年代、90年代と、思えば、信州や京都で、ぼくは随分と長い年月にわたって、自分の五体のパワーだけを使って、いろいろな建物や物品を作って暮らしてきたものだと思います。
    前庭アレンジ・7
そして、今、こうして作業して作ろうとしている『石窯』や『スモーク小屋』や『四阿(あずまや)』などが、多分、まあ、ぼくの人生で、自分で作る構造物、建造物としては、お終いに近付いているだろうと思います。(もう少し作業が必要なものが残っていますが、それらは、ギャラリーが始まってからゆっくりと、暮らしながら建造して行く作業になるはずです。)

    前庭アレンジ・8
ほんの少し傾斜した、だいたい水平に近い地面の造成が終わった段階で、砕石砂利を敷いて、雨が降ってもぬかるんだり雨水が溜ったりして困らないように仕上げて行きました。

    前庭アレンジ・9
こうして一人で土木作業を続けて、この部分だけでおよそ2週間で(と言ってもここだけに掛かり切っていたのは合計5~6日分ぐらいで、しかも1日当たり3~4時間だけでしたが、)まあまあの『何か建物などを作れるだろう土地』になりました。

    前庭アレンジ・10
これからこの土地の地盤をある程度固めて落ち着かせたら、いよいよギャラリー開業前の最終工程に取り掛かって、何とか今年の夏までに『マンガのある農園』(正式名称はまだ決まっていません)をオープンしたいと思います。

    前庭アレンジ・11
オープンまでに、他にもやり遂げておきたいことがあるのですが、どうなりますか、、、
年老いたぼくは、常に、自分で自分を叱咤激励しなくてはなりません。 (^^♪

 ( 2023・5/18 )
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2023
05.14

ささやかな愉しみ (blog,882p)

いつものことですが、県道(幹線道路)沿いの、数キロ離れたスーパーなどへ、買い物に出かけた帰りに、ペットボトル茶と菓子パンを買って、まだ通ったことがない農道や村の道を車で走って散策しながら帰宅します。

途中の田園の中の「何の変哲もない」ありふれた野良道で停車して、お茶を飲み、おやつパンを食べていると、子供の頃の遠足気分のような、何とも言えず嬉しい感覚になります。
(こんなことで嬉しいと思うのはぼくだけかもしれません)(^^♪

    伊勢地方の集落、田園
一昨日は、そういう道で、この地方独特の旧い民家の建築様式『伊勢造り』の家々が何棟か集まっている所がありました。

    伊勢造りの民家・1
ぼくはこういう雰囲気が大好きで、写真を撮って歩いていると、軽トラックがやって来て、老人が降りてきて、田植えが終わって間近の水田の畔を見回っている光景を見ました。
それで、ちょっと声をかけさせてもらって、この集落のことを聞かせてもらったのですが、そのおじいさんは、なんと昭和3年生まれで、今年95歳の「とてもそうは見えない!」元気な方でした。
この集落は、現在13戸の世帯数だが、昔は全部農家だったのが、人口が減って、農業機械が高価なために採算が取れず、農業が続けられなくなってしまって、「今では、自家種苗で早苗を育てて水田をやっているのは私一人きりになってしまった」というお話を伺いました。

    伊勢造りの民家・2
出来るだけ長くお元気で農作業に勤しんでもらいたいと思いながら、話を聞かせてもらったお礼を言って、ゆっくりと安全運転で帰宅しました。

こういう日常生活が、ぼくのささやかな愉しみになっています。
    古い伊勢地方の民家
         〔今日の写真は、その集落の古い家々の一部です。〕
ぼくは帰宅してから、またいつものように、パワーショベル重機の『ユンボ』で家の前庭の一部に、お客さんを迎えるための小屋を建てる準備の「土地造成」作業を、夜暗くなるまで続けました。(次回ブログでは、またそういう作業の工程を載せようと思います。)

 ( 2023・5/14 )
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2023
05.05

育ってくれるだろうか? (blog,881p)

Category: 畑のあれこれ
毎日少しづつ、何やかやと働いてはいるのですが、その結果はなかなか目に見える形になりません。

目に見える作業工程というと、こんな畑作業ぐらいですが、これがまた、全く生活費の捻出にも繋がらない『徒労』のような感じの労働にすぎません。(でも好きだからやめません)

    ジャガイモ定植・1
前回のブログでアップした畑の再生過程の写真から、もう10日間が過ぎました。
その間に3日間ほど、雨降りとその後の土に水分が溜る影響で、畑の作業を休みましたが、ちょっとでも作業できそうな日は、少しづつでも畑に出ていました。

     ジャガイモ定植・2
そして、ここ5日間の内の3日間で、やっと一カ月以上遅れていて懸案だった『ジャガイモの種芋定植』を終えることが出来ました。

     ジャガイモ定植・3
先ず、2月の半ばに一度、雑草刈り払い作業と耕耘機で耕しておいた土が、すっかり固まってしまっていたのを、改めて耕耘機で土を良く耕して、作物の苗や種のために『畝』に仕立てました。(今回は普通幅の畝を4本と、幅広畝を1本の、合計5本の畝にしました)

         ジャガイモ定植・9
先ずは『ジャガイモの種芋』を植え付けるのを急ぎます。
一度揃えた畝の真ん中を、備中鍬(刃がフォーク状になっている)で手作業で掘り上げて、そこに大量のお米の籾殻と、米糠を置いて、それを土とよく攪拌します。(畑の水捌けを助けて、土を少しでもサラサラ状態に近づけたいからです)

         ジャガイモ定植・5
今年用意したジャガイモの種芋は『男爵イモ』と『メークイン』の2種類だけでした。
出来れば『インカの目覚め』という、連れ合いが好きな種類も植えたかったのですが、人気が高い種類で、4月になって農業コーナーへ買いに行ったら、もう2月中に売り切れましたと聞かされて、残念でした。

          ジャガイモ定植・12
〔植えるのが遅すぎて、すっかり芽が出てしまった種イモ。芽に発生している白っぽいゴマ粒状のものが気になる。〕

          ジャガイモ定植・6
ジャガイモの種芋には、市販の『シリカ』という『灰』のようなものをタップリ天花粉のようにまぶして、畝筋の種芋を置く場所にもそのシリカを撒いて、

     ジャガイモ定植・8
種芋の間隔は40センチ前後で一列に植え付けて行きます。

         ジャガイモ定植・10
そして、種イモ同士の中間に『牛糞堆肥』と『8・8・8 化成肥料』(窒素、リン酸、カリウム、が、8 対 8 対 8 の比率で混合されている、最もポピュラーな化成肥料)を置いて、先に掘った土で覆い直しておきます。

    ジャガイモ定植・11
ということで、昨日5月4日までかかって、何とか今年のジャガイモ畑が完成しました。
でも、一昨日、近所の畑を見たら、もう農家のジャガイモはすっかり成長して、たくさんのきれいな花が咲いていましたが、我が家の畑では、ちゃんと地上に芽が出てきてくれるかどうか心配です。
それと、植えたジャガイモにはもう小さな芽がたくさん出ていたのですが、メークインの芽は問題なかったのですが、男爵イモの方は、写真にもあるように、芽の一つ一つに、白いゴマ粒のようなものがたくさん引っ付いていたのが気になっています。(販売されている種イモなので、まさか細菌やウイルスとかの寄生や感染ではないだろうと思うのですが、、、心配です)

 ( 2023・5/5 )
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2023
04.25

畑を再生するために (blog,880p)

Category: 畑のあれこれ
4月9日の日曜日に、村の寄合いで、350mlの缶ビール一缶と、少量の日本酒を飲んで、自分では分からなかったのですが「酔っぱらった」らしくて、帰ろうとして自転車に乗った瞬間に、あり得ない格好で転倒して、砂利敷きの地面に顔面から叩きつけられて、オデコと鼻筋と鼻の下=上唇の5カ所ぐらいをひどく擦り剝いてしまったことは先日、こちらのブログでも書きました。(砕石の上へ叩きつけられたので、擦り剝くというより抉れてしまったのでした。)

同時に左脚の膝と右足のくるぶしにも傷を負いました。
その傷の中、顔面のオデコと鼻筋の4カ所のカサブタは既に取れたのですが、一番ひどかった鼻の下のカサブタはまだ少し残っています。(足の痛みやカサブタもまだ残っています)まったく大失敗でした。(傷跡は今後ずっと残るかもしれません。鏡で自分の顔を見るたびに、ああ、自分は失敗したんだなぁ、と思い起こして自戒することでしょう。)

そういうこともあったのですが、幸い、捻挫や骨折はしませんでしたので、毎日元気でいろいろな作業をしています。

       竹の根防壁・1
今は、主として畑の作業と課題が溜っているので、少しでも良い畑にしたいと思って、畑の際を深く掘って、母屋改築で使った建築資材の外壁材(サイディングボード)の残りを使って、笹竹と真竹の根が畑に張り出しているのを防ぐための土中壁を設置しています。

       竹の根防壁・2
最初に竹の根を切断しながら、重機のパワーショベル車(ユンボ)で深い溝を掘り進めて、その後で自分でスコップや鍬やレーキを使って、手作業で壁を置いて、土の中の竹の根や、ゴミや雑草を丁寧に取り除きながら、耕作する面積分の畑地面を復元して行きます。

       竹の根防壁・3
最近は天気が良い日が続いてくれて、この作業を4日間ほど、毎日3時間半から5時間ぐらいやってきましたが、今日24日にはさすがに、自分の体力がだいぶ限界に近付いていることが分かる感じになってきました。(たったこれっぽっちの労働で、体力がすり減ってしまう人間に比べると、重機のパワーはすごいものだと尽くづく感じます。)

       竹の根防壁・4
つい何十年か昔の、まだ一般には重機が気軽に使えなかった頃までは、畑作りの開墾や耕作も、道普請や様々な土地の造成も、すべて人間が力を出し合って、文字通り「肉体労働」で作り出していました。
ぼくは、60年ぐらい前の子供の頃には、町の建物でも道でも橋でも、田んぼでも畑でも山でも、たくさんの大人たちが、黙々と作業し、労働する姿を毎日(日常の風景、光景として)目に焼き付けて過ごしました。

       竹の根防壁・5
今では、そういう形で人間が寄り集って労働する姿は、よほど注意して観察していないと目に触れる機会が無くなりました。
ぼくは自分の人生の残り期間で、直接自分の体力を使って畑や、何か物作りなどの労働、作業が出来る限り(出来るだけ長く)楽しんでそういう仕事に勤しんで行きたいと思っています。

 ( 2023・4/25 )
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