2017
05.21

屋根工事・その4 (blog,498p)

Category: 村の家にて
昔の伝統和瓦葺きであれば屋根の野地板と杉皮などの上に泥土を厚く載せてその上へ焼き物の重い瓦を一枚づつ下の方から頂上に重ねて葺いてゆくのが屋根工事の基本形式(工法)でした。
しかし昨今では屋根葺き材料はいわゆる日本瓦(和瓦)の古風な造りは激減していて、すでに昔ながらの瓦屋根を仕上げることができる技術のある職人さんも老齢化したり減ってしまっているそうです。(とくに阪神淡路大震災で地震の揺れで重い瓦と土の屋根が崩れて家が潰された事例が多かったことから伝統瓦屋根は全国的に敬遠されるようになったといわれている。)

いくつかの工務店さんの話では一般の新築家屋で昔ながらの泥土を置いて防水断熱を図る伝統瓦屋根は今ではほとんど希望されることがないということで、そのような屋根工事はかえって日程も長引くし工賃、工事代金もかなり高い仕事になると聞かされました。

    大屋根下拵え・1
最近では一見、伝統的和瓦葺きに見える屋根も今様の建材と施工方法で仕上がっている家が多いらしいです。
そして今回ぼくたちの村の家も現代瓦と施工方法で葺き替えることになったというわけです。
その結果、屋根に乗せる泥土はなくなり、雨漏りと暑さ寒さの外気温変化に対処する『防水断熱シート』を張った上に横一文字に垂木に当る算木(材質は木ではなくてプラスチック)を打ち揃えて行って、その上から直接現代瓦をネジや釘で止めて行くことになりました。

         大屋根下拵え・2
今回の工事に際して最初の古い瓦屋根を解体撤去してくれた職人さんたちや下拵えをしてくれた大工さんたちからも聞いたのですが、こういう古い建物では屋根の斜面、表面が平らに揃っていることはなくて大体あちこちデコボコしているものだということでしたが、この家もまさにその通り、あちこちデコボコの屋根表面でした。(一番上の写真を見るとそのデコボコがよく分かる。)

作業は進んで斜面全体に算木が打たれた後、寸法取りに従って最初の瓦が仮置きされました。
               ↓    ↓
      大屋根下拵え・3
この瓦の見本を初めて見たのが3月下旬でしたがちょっと驚きでした。
というのは下の写真の通り、この瓦は2枚で一個体になっています。一枚当たりの表面積も昔の和瓦に比べると30%以上大きいし、上下の重なり部分も昔の泥土で整えた瓦と比べるとずっと狭くてその結果、全体に葺いて並べた時にはおよそ50%位一枚当たりの露出表面積が大きくなるのです。
         大屋根下拵え・4
瓦の厚さは昔の瓦(写真の下の2枚)も現代瓦(上の2枚一個体の分)も大体同じ位ですが重さは現代瓦一個体の方が伝統瓦2枚よりもかなり軽く感じました。
それに何といっても泥土を敷き詰めることがなくなった分さらに屋根の構造材が受ける重みは軽減化されますから(12ミリ厚の構造用合板を大屋根全体に張った重みを差し引きしても)多分ほぼ半分までは屋根全体の重みが減るのではないかなあと思って観ていました。

 ( 2017・5/18 記、5/21,up )
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