2017
07.18

生きもの (blog,516p)

Category: 村の家にて
先日、村の家のギャラリーテラスの庇屋根の下に、ちょっと変わった姿のクモがいました。
ふつうクモは手足を軽々と伸ばしていて状況の変化に対して臨機応変し素早く動き回っていますが、このクモはふつうの家蜘蛛の中ぐらいの大きさで、手足も長そうなのに身体にピッタリとくっつけてじっとしていたのです。

        クモと蜂・1
ぼくは写真を撮る前に1分ほどその様子をじっと眺めていたのですが、まったく動かず小さな棒切れで身の回りを哨戒しても何の反応もないようでした。(遠目で肉眼で見ているとちょっとこの写真と違う印象でグリっとしていて「変種かな?」という感じに見えた。)

それで急いでカメラを持ち出して写真を撮り始めたその時、ぼくの身の周りを一匹の虫が飛び回ってまつわりつくようにしてきました。
それで「あっそうか、もしかしたらこのクモは?」と気がついたのです。
ぼくの周りを飛び回っている虫はハチでした。それはたぶん『ベッコウバチ』とか『クモ狩り蜂』とかの種類のどれかだろうと思えました。
このクモはこのハチに襲われて麻酔液か毒液を注射されてしまって身体が収斂して動けなくなってしまっていたのに違いないと考えたのです。

        クモと蜂・2
それで蜂の姿も写真に収めて後で種類や生態を図鑑やネットで調べてみようと思って撮っておいたのですが、これはやはり『ベッコウバチ』の種類だったようです。
その時は気がつかなかったのですが、今こうして写真をアップしてよく見ると、蜂の左側の中足の先端2節(人間の足で例えれば足のつま先から足首の上までの部分)が欠損していますね。

クモを襲って自分の食糧にするのかあるいはそこへ卵を産み付けて自分の子供を寄生させて育てるのか、その生態をぼくはよく知りませんが少なくとも餌とされるクモや昆虫の幼虫たちにとっては恐るべき魔王のようなベッコウバチも、きっと毎日生き延びて行くためには彼らの天敵から身を護り、時には身体を損傷し、必死でその生命と生涯を全うしようとしているのに違いありません。

このハチが生きて行くためにこのクモが生命を奪われなければならないとしたら、それはぼくたち人間の培った文明的な思考から見れば理不尽で悲しい現実ということになるわけですが、生命の実相と生命の哲学ということから考えると何かそれだけではないかもしれないとぼくには思えてきます。

        クモと蜂・3
それはどういうことかについてはまた別の機会に書いてみたいと思います。
ただ、ぼくは人間であり、たまたまこの事態を途中から目撃したに過ぎないのですが、動けなくなってぼくが出入りするドアの前に蹲って(うずくまって)いたクモをそのまま放置して建物に頻繁に出入りするのも気が引けて、ちょっと動かしてみるとクモはかすかに手足を動かしました。
それで一度体をひっくり返してみましたがやはりほとんど動けませんでした。

どうするべきかちょっとだけ迷った後で(そうしてよかったのかどうかぼくには分らないままで)このクモを静かに叢の間に運んで安置させ、それから畑の作業に出ました。
その後、クモとハチがどうなったのかは見届けていません。

 ( 2017・7/14記、7/18,up )
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