2017
08.21

東京往復〔その6〕 (blog,529p)

9ヵ月振りの上京のレポを書いてきましたが今日の書き込みで一区切りとするつもりです。

今回の上京に際しては昼間の時間の過ごし方について考えた結果、何十年も前にぼくが暮らしていた場所と環境を訪ね歩いてその現在のありようを自分の記憶と照らし合わせてみようと意識して出発しました。
その結果、ぼくはちょうど物語の中の浦島太郎になったような気分を少し味わってきたのでした。

それが8月7日のことで東京は大変蒸し暑い日でした。
この日の夕方からの催しで旧知の人々に会うためにぼくとしては「お洒落」のつもりで新しいTシャツを着て行ったのに、昼間のあちこちを探訪する徒歩の旅を通じて二度も三度もすっかり大汗をかいてしまい、エアコンが効いたスペースで一休みしてやっとTシャツが乾いたら黒地のシャツ一面に汗の塩分が浮き出ておかしな模様になってしまいました。
それでもやっと夕方になって、人々が集まっている友人の出版祝賀パーティー会場へ到着しました。

 〔今日のブログページの会場写真は加工して全ての人物の鮮明度をボカシてあります〕
三宅さん・1 三宅さん・2
既に参集されていた人々の間にぼくも入れてもらって知人とは挨拶を交わし、本を出した友人には祝福を伝え、やがて開会時間になって乾杯をした後は数人の方々から出版を祝す言葉が寄せられる中、ご当人を含むそれぞれ知人や顔見知りの人たちが主としてマンガに関わる話題を巡ってあちらこちらで楽しく歓談するいつもの光景になりました。

御茶ノ水・8の1 御茶ノ水・7の1

上の写真・左に写っているお二人の内の左側の人がこの日の主役・本の著者の宮岡蓮二さんで、彼はこのペンネームの外に本名でも長くマンガ評論などの原稿を書いてきましたし、編集者、デザイナーとしても仕事をしておられる方です。(ぼくはもう忘れるほど昔からの知人でいつの頃からか彼の部屋に泊めてもらったりする友人になった)
日本の主として戦後の漫画状況に関する考察を論じる評論誌『貸本マンガ史研究』という雑誌の編集も彼の献身的な労に負うところが大きいようです。(その雑誌にはぼくもこれまで時折短いコメントを寄せてきたが、ぼくには論は書けないので今のところあくまで論外のコメントのみになっている)

同じ写真で著者の宮岡さんの隣でぼくのカメラに笑顔を向けてくれているのはマンガ家のつげ忠男氏です。
当夜、ぼくはつげさんにお会いしたのは何十年振りかだったのでご挨拶の言葉も交わさず失礼しましたが、お元気そうだったのは嬉しかったですね。(ぼくが忠男さんに初めてお目にかかったのはまだ18歳のある日のことだった)
お兄さんのつげ義春氏とも長くお会いしていませんが、忠男氏の方は時々新作マンガも発表されることがあっていつも楽しみに読ませてもらっていましたので久し振りで直接お元気な姿を拝見して本当に良かったです。

本・1 本・2
        ↑                    ↑
こちらが今回友人の宮岡蓮二(ペンネーム)氏が出された新本です。(写真・右側は本の内容の一部)
タイトルは『 APARTMENT :木造モルタルアパート 夢のゆくえ: REQUIEM 』(ワイズ出版、¥2750)となっていて、内容は約370ページにわたって大量の建物の写真が載っている「普通紙に印刷された写真集」です。

戦後の昭和20年代から40年前後に建てられた新建材と在来工法の組み合わせの建物、外壁をセメントモルタルで塗り均して簡易の防火建築方式だったいわゆる『木造モルタル』建築物を「プライベートに撮りためてきたデジタル写真データ」を掘り起こして整理した「プロフェッショナルではない人が撮った写真」の集成ということになります。
こうしたモチーフに対するぼくたち市井の人々の生活感情を共有する時代感覚が包まれた一冊になっていると言えそうです。

この写真集を手に取って見ているぼく自身も自分の前半生はずっとこうした建物の住人として過ごしてきたわけで、戦後の復興期から相当に長い期間、1970年代かあるいは’80年代ぐらいまで、田舎から都会へ出て働き、生きてきた人々の大半が少なくとも何年かはこうしたアパートや下宿の住人であったに違いないでしょう。(あるいは今現在もまだ多くの人々が鉄筋コンクリートの新型マンションや住宅展示場に並んでいるような家々とは無縁な木造モルタル集合住宅で人生の時を送っているのではないだろうか)

       新宿バスタ
帰路は新宿駅にある高速バスセンター『バスタ』(まんまのネーミング!)から深夜高速バスに乗りました。(大型台風の影響でたくさんの欠行便が出ている中でぼくが予約してあった便は運良く運行していた)

いつでもぼくの東京往復は慌ただしい日帰りが多いのですが、今回は特に急ぎ旅の必要に迫られていました。
というのは、このパーティーが7日夜の東京で、その5日後の12日には今度は東京から450キロ以上離れた村の家へ二百数十キロも離れたぼくの郷里の町から小学校時代の先生と級友たちが(まだ未完成の『マンガのある農園』の様子がどうなっているか)見に来るということになっていたのです。

そしてその外にも11日から16日まで開催中の町の盛大な『古本市』の催しにも好きな本を探しに行きたいと思っていました。(つまり村の家で先生たちを迎えて歓談し、無事にお帰りになられたことを確認したらぼくはまた130キロ以上離れた町の家へ飛んで帰って古本渉猟に情熱を燃やす!という算段で行動していた)

そしてそのハードスケジュールの全部を実行実現クリアー!!しました。
詳しくは次回のブログでご報告しまーす。 ヽ(^o^)丿

( 2017・8/19記、8/21,up )
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